今まで撮影した仕事

撮影と教室

2017/01/10

教室のこと

私の仕事は写真撮影をするカメラマンと、料理写真教室の講師です。いずれも大切な仕事で、優先順位はありません。それと同時にどちらかに偏りたいという気持ちもなく、撮影業あっての教室業でもあり、教室業あっての撮影業でもあると思っています。

上の写真はこれまで私が撮影してきた雑誌や書籍の一部です。

仮面ライダーから、新聞、暮しの手帖、ananに料理本まで、ジャンルは様々です。

これは、あえてやっていることなのですが、どんなジャンルでもお仕事の依頼が来るものは拒まず撮影し、自分の技術向上へ繋げています。ジャンルが偏ると、一辺倒な撮影になりがちなのですが、それをバラバラにすることで常に新しいことへのチャレンジせざるを得ない状況になり、結果色々なシチュエーションでの撮影ができるようになるという私なりの作戦でもあります。

昨年のお仕事。雑誌、書籍、リーフレット

(写真)昨年のお仕事。雑誌、書籍、リーフレット

 

正直ばっかり食べのような状況も好きではなく、落ち着きのない状況の方が性に合っているというのもあります(笑)。でも、これは、決して撮影業にだけ役立つことではなく、教室にも生かされています。というのは教室に来られる方々は、写真を上手になりたい、それも料理のというところでは共通しているのですが、「どんな写真の」ということになると人それぞれです。プロカメラマン志望、料理教室のブログの写真、レストランのメニューだったり、食品会社のプレゼン用の写真、はたまたInstagramの写真だったりと、ジャンルはバラバラなのです。

教室ではまずは小規模な撮影をお伝えしていますが、実際の仕事場は大掛かりになることもあります。でも大を知っているから小を伝えられるというのもあるのです。

(写真)教室ではまずは小規模な撮影をお伝えしていますが、実際の仕事場は大掛かりになることもあります。でも大を知っているから小を伝えられるというのもあるのです。

 

なので、こちらもあらゆる撮影方法や、写真の見せ方、作り方を知らなければ、色々なご要望に対応できないということでもあるのです。もし、私が写真作家のように特徴的な撮影スタイルだけを押す者だとしたら、来る方来る方、全員同じような撮影スタイルにさせてしまうかもしれません。

 

食品会社の業務用リーフレットの撮影も最近は増えてきました。

(写真)食品会社の業務用リーフレットの撮影も最近は増えてきました。優しいテイストが営業の方にもうけたそうです。

 

フェリカスピコでは、誰もがやらなければならない技術もしっかり提供いたしますが、ご質問があったり、職業やなぜ写真を上手になりたいのかというワケを教えていただければ、その仕事に合った撮影技術や写真の見せ方もお伝えいたします。中には、誰も知っているような有名な会社の人ですと自分のお仕事を隠される方もいらっしゃるのですが、差し支えなかったらそのあたりものことも、具体的に教えてくだされば、より適切なアドバイスができるかと思います。

昨年末に出たホットペッパー忘年会特別号の表紙も撮影しております。お肉ドーン!

(写真)昨年末に出たホットペッパー忘年会特別号の表紙も撮影しております。お肉ドーン!こちらは男らしい雰囲気

 

よく教室が始まる前の時間に、最前列に座っている勇気ある方に「どうして写真教室に来たのですか?」という質問をわざと投げかけているのですが、そこで、色々話してくださった方には、ちょいちょい、教室の途中のたとえ話で、その方をモデルに撮影方法をアドバイスしてみたり、こっそり私なりのお礼をしたりもしています。その他にも、教室後に質問があった場合や、出張教室であればなおさら、個々の撮影に合った技術や考え方もお伝えしておりますので、じゃんじゃんご質問いただければと思います。

 

さて、明日は2017年初の体験教室を表参道で行います。今年も色々な方々との出会いがあることを期待しております。2月の教室も大募集中ですので、どうぞよろしくお願いいたしまーす。

About Us

日本大学芸術学部卒業後、2003年に独立。広告、書籍、雑誌、web、などで撮影活動中。2011年に、フードフォト専門の写真教室「フェリカスピコ」を設立し、約4000人の受講者がいる。

Apple Store表参道、渋谷ヒカリエのイベント内でのレッスンも。「マツコ&有吉の怒り新党」(テレビ朝日)、「Rの法則」(NHK)などメディア出演も多数。
> 料理専門の写真教室 フェリカスピコ

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