新しいカメラ

カメラを一新しました。

2017/06/29

カメラ

料理写真教室フェリカスピコの佐藤です。

先日ミラーレス機のことをブログで書きましたが、それから20日間の間、仕事をしながら着々とカメラを新しくチェンジしておりました。いままでNikonをメインで使用しており、特に不便はしていなかったものの、現行で出ているFUJIFILMのミラーレスカメラが自分に合っていると感じて、きっぱりNikonユザーであることを辞めて、FUJIFILMユーザーになることに決めたわけです。

これまで揃えて来たものは、すべて売却。ニコンのプロフェッショナルサービスの会員も退会。自分にとっては、とても勇気のいる作業でもありますが、その売ったお金を資金源に総とっかえしてFUJIFILMのプロフェッショナルサービスに入会しました。

GFX50S

昨日購入したGFX50Sは素晴らしいカメラでした。デジタルカメラでは忘れていたものを思い出させてくれるような撮り心地で、むかし中判でMamiya645を使っている感触が蘇ってきました。普段は「空気感」という言葉はあえて使わないようにしていますが、レンズの先にある空気すら取り込んでくれるような気持ち良さがあります。

↑は近所の花をGFX50Sで撮ったものです。

↑は近所の花をGFX50Sで撮ったものです。料理写真用に買った120mmのマクロレンズを使いました。4対3のフォーマットも大好きです。

 

先日はFUJIFILMのX-T2を購入したと伝えたと思います。センサーサイズで言うとNikonのフルサイズ機より小さいAPS-Cサイズになりますが、こちらではカメラのサイズダウンを計って機動力を手に入れました。もちろん画質的には申し分がないものだったので満足はしていますが、仕事的にサイズダウンしたとだけ見られてしまったらお仕事相手に不安を与えてしまうという心配もあり、X-T2のサブ機をもう一台購入する前に、フルサイズよりも1.7倍大きいセンサーをもつGFX50Sを購入することを決めました。つまり35mm判のフルサイズを辞めて、サイズダウンとサイズアップを同時にしたということです。それぞれの現場で両方のカメラを臨機応変に使って撮影し、撮影時間の時短とクオリティーアップを考えています。

GFX50sで撮影

なんでいきなり自分の顔!?すみません、お見苦しくて。。普段ヒゲは生やしていませんが、休日は顔を剃らずに肌のためにヒゲ休めしております(笑)。これも妻にGFX50Sを使って室内で自然光で撮ってもらいましたが、ハイライトからシャドーまでの階調表現が素晴らしく、なんだかフィルムで撮った写真を思い起こさせてくれました。画素数は5140万画素なので、拡大するとなんだか実物がそこにあるかのような錯覚を起こすような質感でした。

X-T2のレンズ

X-T2用に揃えたレンズは以上のようなものです。右から、10-24mmの広角ズームは風景や内観の撮影やなんかで活躍します。18-55mmの標準ズームはスナップから急ぎの撮影時には重宝しますが明るいレンズは大きくなるし、Nikonの時もこの手のズームレンズを使う時にはF2.8などを使うこともなかったので、あえて少し小さめのF2,8-F4というレンズを買いました。真ん中は60mmのマクロレンズ、これはお料理や物撮りの撮影のため。56mmはフルサイズでいう85mmに相当するもので人物の撮影に力を発揮してくれます。一番左のレンズは違うメーカーなのですが、SAMYANGという中国の魚眼レンズを購入してみました。やたら安いのですが、Xマウントで魚眼というのが、これしかなかったので、マニュアルフォーカスになりますが購入してみました。しょっちゅう使うわけではありませんが時々使うと面白い絵が撮れたりするので、これもカメラバックに忍ばせています。

GFX50S用のレンズ

GFX50S用には、この2本。120mmのマクロ。先ほどの60mmと同じ役割です。63mmは標準レンズでオールマイティーに使えるでしょう。いずれもマウントが大きいだけにレンズのサイズもジャンボです。なんせ、一本が高価なので、ひとまずこの辺りで一休みで、お仕事に支障が出ないように一揃えしました。

紫陽花

これもGFX50Sで120mmレンズを使って撮影した紫陽花です。ファインダーをのぞいている段階で、あまりの美しさに人の家の生垣の前でカメラを構えていることをすっかり忘れてしまいました。サイズアップとはいえ、ミラーレスなので、一眼レフよりもボディーの重さが軽いんです。先日よりX-T2を使ってお仕事を進めていますが、正直軽いと長丁場になった時の終盤に残る体力が全然違うというのも感じているので、これはものすごいメリットに感じます。

さくらんぼ

最後はやっぱり食べ物を。昨日「おいしいかわいい料理写真の撮り方」の表紙で使用したさくらんぼの農家の菅野果樹園さんが箱いっぱいにさくらんぼを送ってきてくださったので、これまたGFX50Sの120mmを開放にして撮影してみました。質感、ボケ感、空気感。久しぶりに写真を撮る楽しみを感じることができました。教室でこのカメラを持ってくることはありませんが、早速7月に控えているレシピ本の撮影では使用してみたいと思っております。PCをつなげたテザー撮影もまずまず問題なく、あとはRAWデータが1枚100MBくらいあるということに、パソコンのスペックがついていけるのかといういささかの不安も感じながら、徐々に問題点は改善していきたいと思っております。

63mm

あ、これは63mmで娘を撮影(笑)。GFX50Sのファーストショットは公表しませんが妻の写真。思い入れのあるカメラなので、最初の一コマは家族にしようと協力してもらいました。お父さんが久しぶりにカメラ小僧になった日。今日はいい夢みれそうです。

About Us

日本大学芸術学部卒業後、2003年に独立。広告、書籍、雑誌、web、などで撮影活動中。2011年に、フードフォト専門の写真教室「フェリカスピコ」を設立し、約4000人の受講者がいる。

Apple Store表参道、渋谷ヒカリエのイベント内でのレッスンも。「マツコ&有吉の怒り新党」(テレビ朝日)、「Rの法則」(NHK)などメディア出演も多数。
> 料理専門の写真教室 フェリカスピコ

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