教室風景

felica spico的 カメラアワード?

2017/12/28

お知らせ

こんにちはフェリカスピコの佐藤です。

今年もあと3日。必死で年賀状を書かねばと焦りを感じているところですが、2017年のフェリカスピコの教室はどんなものだったのか少しブログで発表させてください。教室はこちらが日時と内容を設定した体験教室とご依頼していただいた方に日時、内容、場所を決めていただく出張教室に分かれており参加いただいた方はこれだけいらっしゃいました。

 

体験教室が 60教室
体験教室全参加者  670名

出張教室  78教室
出張教室全参加者  673名 

全員で1343名。その内、体験教室で初めて参加いただいた方は350名でした。教室ではホームページの大幅なリニューアルをし教室内容を整理して見やすくしていきました。また企業の方にもご依頼いただけるように法人化し「株式会社フェリカスピコ」になりました。今年は出張教室がすごく増えたという印象ですが、左記のホームページのリニューアルと法人化が大きな理由だと感じております。特にホームページについてはwebデザイナーの竹島氏に「出張教室を増やしていきたい」とリクエストしていたので、それが実ったということはリニューアルした意味が大きかったと思っています。改めてご参加いただきました皆様、ご協力いただきました皆様へ、心より感謝申し上げます。誠にありがとうございます。

教室は1月も現在絶賛大募集中ですが、これからも世の中のニーズを読みながら役に立つ技術提供をしていきたいと思っております。

はっぴょーします。

と、おかたいお話はここまでにして。私も今後の参考にしていることを最後に発表したいと思います。

それは参加者の方が持ってきてくださったカメラについてです。教室ではいつもお申し込み時に持参されるカメラの記載をお願いしており、その中でどんなタイプ、どこのメーカー、何という機種が多かったのかランキングを発表していきます。

さてさて今年はどうなることか。。

注 :この結果はあくまでフェリカスピコの参加者だけ、カメラの機種を事前にお伝えいただいた方の累計で導いているもので、全世界の統計でないことはご了承ください。また何かを否定肯定するものでもなく、事実と少し私の見解を述べています。それから参加者のほとんどが料理写真を学びにきている女性になります。フェリカスピコの教室の参加者はテーマが料理のため95%以上は女性です。狭い分野ですが、そういった方々がどういう道具を選ばれているのか、カメラをこれから買う人も、開発している人もすこしでも参考にしていただければと思います。

タイプ別 (一眼レフ、ミラーレス、コンパクトデジカメ)

デジカメランキング

教室を開催して実際に皆さんのカメラを見ているので予想通りという感じでした。だんだんミラーレスが増えてもいます。
コンデジについては最近の教室ではちらほらな感じで明らかに減っています。それも手軽で小型なカメラがコンデジからスマホに代わったのだという時代の流れだと思います。ただコンデジも歴としたカメラなので、教室に持ってきていただくことは全く問題ありません。せっかく買ったカメラですから、長く大事に愛用していただきたいものです。あとは一眼レフは相変わらず多いのですが、その中でも数十万円するような、高価なカメラを持参される方も増えてきました。プロの世界ではミラーレス化が加速しているような空気を感じますが、一般的には、逆にミドルクラス以上の一眼レフを持つ人が増えているそんな印象でした。

メーカー別

 

カメラメーカー

一眼レフ、ミラーレス、コンデジ合わせて計算しています。

あいかわらずCanonは強いですね。フェリカスピコの基礎の教室はこれから写真を頑張るという方も多く、その中でもCanonのEOS kissシリーズは人気です。お料理をされる方はお料理教室など横のつながりが広い印象ですが、お友達が持っていて、それで綺麗に撮れていたらつられて同じものを買うという傾向もあります。ミドルクラス以上でもCanonは多い印象でしたが、エントリー機からの乗り換えと考えると同じメーカー間で動くのは容易に想像できます。それから、わずか1機の差ですがNikonよりSONYが多いのは最近の市場を反映しているようでした。SONYはサイバーショットというコンパクトデジカメもありますし、ちょっと前のミラーレスのNEXシリーズ、最近のαシリーズと偏りなく幅広いライナップがシェア数を伸ばしている要因になっている気もしました。最近SONYは大変人気ですが、α7やα9などちょっと玄人向けのミラーレスが中心なので、もっとエントリーモデルに力を入れたら、裾野はどんどん広がっていくと思います。そういう意味ではCanonはkissがあり、それに慣れたら次なるステップでCanonの違うハイスペックのカメラを購入してみようかなという良い流れを作れていると思いました。メーカーを変えるのはユーザーからすると購入してしまった交換レンズがあったりするため、結構一大決心だと思います。ですので、初めの一台がすごく大事だと思うのです。一眼レフからミラーレスという流れでも、もともとCanonの人はCanonのEOS Mシリーズに流れる傾向もあります。

機種別

カメラ別

OM-Dと5Dはバージョンを記載する方が少ないので、ひとまとめにしています。

2016年も同じでしたがCanon EOS kiss X7は大変人気です。私も以前ブログでオススメの機種でx7はあげましたが、あの小ささと、軽さで一眼レフであるというところが女性にはぴったりくるみたいです。2位にOLYMPUSのOM-Dがきているのも、軽さを重視していながら、クオリティアップも測っていきたいという気持ちが現れていると思います。以前まではミラーレスではOLYMPUS PENが人気でしたが、そこからバージョンアップして次のステップにということでハイエンドのOM-Dを選択しているのではないでしょうか。やはり同じメーカー間でエントリーからミドル、ハイエンドという流れは自然で、Canon、OLYMPUSともにエントリーでしっかりファンを獲得しているという印象した。そして、3位、4位、5位にCanonのミドルクラスのカメラが入ってきているというのも、興味深い結果で、本体価格は6Dは10万円くらい、5Dは現行で30万円ですから決して安くないものを写真のために頑張って購入するという流れもあるようです。以前はkissだったけど、レベルアップしようとフルサイズを選んでみましたという意見は実際教室でも耳にします。

カメラいろいろ

2016年に我が家にあったカメラ

今回の統計は基礎の体験教室に来た当教室に初めて参加する方のみの結果なので、フェリカスピコに来る方も、カメラがまったくわかりませんという方だけではなくなってきたということでもあります。日頃は「写真はカメラじゃないよ」と値段やグレードで写真のレベルが上がるわけではないと強く伝えていますが、料理以外にポートレートや風景、動画など撮影したい被写体も多岐にわたり、ミドルクラス以上の機種にある機能が必要になってきたということでしょうか。コンパクトデジカメが減って、iPhoneなどスマホに流れたと思ったら、高額のカメラを手にいれる傾向もあったりと、最近は両極端な流れだなというのが、2017年のおおまかな感想でした。私なんかはずっとNikonで、今年からFUJIFILMなので、今回の計算でいうと多く方と動きが合っていない感じなのかもしれませんが、それでもしっかり写真で生計を立てていますし、それぞれその時々で自分の中で納得できるベストな選択をしているので、票がすくないから不安になったりは全くしません。この結果については「えーCanonじゃないの〜?」というようなものでもないので、写真やカメラの世界を見渡すための一つの参考資料として捉えてください。
以上になりますが、ではでは、3日後の2018年もどうぞよろしくお願いいたします。

みなさま、どうぞ良い新年をお迎えください。

 

 

About Us

日本大学芸術学部卒業後、2003年に独立。広告、書籍、雑誌、web、などで撮影活動中。2011年に、フードフォト専門の写真教室「フェリカスピコ」を設立し、約4000人の受講者がいる。

Apple Store表参道、渋谷ヒカリエのイベント内でのレッスンも。「マツコ&有吉の怒り新党」(テレビ朝日)、「Rの法則」(NHK)などメディア出演も多数。
> 料理専門の写真教室 フェリカスピコ

Instagram