DIY教室

DIY教室@大阪 -後編-

2018/04/19

カメラ

さて、先日の前編に続き3月28日に大阪で行われたDIY教室でどんなことが行われたのか後編で綴ってまいります。

ペイントランス会場

会場はこちら

相変わらずかっこいい。いままでのフォトデザンボードシリーズがずらりと置かれています。

フォトデザインボードは基本的にwebで販売されているため、今回の教室で実物を拝見できるよい機会にもなりました。ちなみに、テーブルとなっているのはフォトデザインボードを制作する過程で塗った塗料を乾燥させることもできる社長のお手製品の棚にもなっています。こんなものも作れてしまうなんてさすがです。

fooddex

FOODEX JAPAN 2018

さらにちなみにで少し脱線しますが、3月上旬に開催されたFOODEX JAPAN 2018に参加した際にはブース丸ごと社長が作ってくださいました。左のマントルピース、真ん中の撮影台や扉、右のサイドボードは買ってきたものを塗ったわけではなく、一から作っていたのです。外見はすっきりしていますが、見えないところで工夫があり、当日使うプリンターがすっぽりはいる棚ができていたり、マントルピースに至ってはフォトデザインボードがぴったり収納できるようになっていました。

制作過程

制作過程

これはFOODEXの前に大阪に行ってきた時の工場の様子。緑のテープでブースの面積を確かめながら、まだ制作途中の家具を並べてシミュレーションをしていました。自分もDIYは好きだけど、この人半端ねーなと尊敬の念をいだきました。

 

ご挨拶

「おはようございます」

さて、話は戻ってDIY教室。みなさん集まったところでまずはご挨拶。左がタカラ塗料の二代目社長大野さんです。この日はスマホの写真講座もあったので、8名ずつの2チームに分かれて午前DIY→午後写真講座班と午前写真講座→午後DIY班に分かれていただきました。

DIY教室

午前DIY班は

講師でタカラ塗料の大浦さんにご指導いただき手元にあるボードを作りあげていきます。ボードが凸凹しているのはある程度のテクスチャをすでつけてくださっているのですが、こちらの面はその上から塗りを加えて、裏面はテクスチャ自体を参加者の皆さんに作っていただきました。正直私はスマホの教室を上の階で行なっていたのでこちらを見ることができず。今回は前日スタリング教室で登壇いただいた赤沼さんに写真をお借りましたー。

説明シーン

詳しく説明を受けて

こんな感じのボードが自分でつくれるのはワクワクします。これに色を加えればオリジナルだってできます。塗料はもちろん会場に売っていますし、どういうものを使うべきかのアドバイスもいただけます。実際ボードを受注生産しているのはこちらの大浦さんですから、フォトデザインボードの母ともいえるべき方からの教えはありがたいと言えるでしょう。

塗り塗り

塗り塗り塗り塗り

お手洗いに行ったときにスマホ教室を抜け出してちょっとだけ見にいったらみなさん真剣でした。「楽しいですか?」「楽しいですー」と快くお返事。みなさんがつけていらっしゃるエプロンもタカラ塗料さんにお借りしました。なんて準備のいいこと。お手元のテキストも詳しく作り方が書いてありそうですね!

乾燥

こちらは・・

ドライヤーで乾燥作業をしております。ペンキなのですが、速乾性がありとても使いやすそうでした。次回は私もぜひ参加してみたい!!!

乾燥作業

ずらり!

裏面はこんな感じで黒く塗られていました。これが乾燥したらお持ち帰り♫

さて、もう一つの班の方はどうしたのでしょう。

社屋見学

社屋見学

実はスマホ写真教室の前に工場から少し離れたタカラ塗料の本社を見学していただきました。どんな製品があるのか、塗料で何ができるのか社長に語っていただきましたよ。タカラ塗料の本社については以前ブログで綴ったことがあるので、よろしければこちらのブログもご覧ください。

外観

外観も塗っております。

塗料メーカーというと、なんとなくボンタンを履いた男の仕事場というイメージがありますが、タカラ塗料さんの場合は女性の方が多くみなさん会社で塗料や、新しい制作物を作ったりしています。決して生易しい仕事ではないと思いますが、クリエイティブでやり甲斐のある仕事として人気があるのだと思います。正直私もあと15若かったらこちらの門を叩いていたかもしれないくらい魅力的に見えます。

塗料の説明

塗料の説明

またさー、もーパッケージがかわいいのよー。いわゆるホームセンターで売っている缶じゃなくて、かわいいラベルがついた塗料がずらり、うっかりサプリメントと間違って食べてしまいそうですが、この日気がついたのが、工場で塗料を扱っているのにシンナーのクラっとくる匂いがしないのです。聞けば油性ではなく扱う商品のほとんどが水性だからだそう。

2階

本社2階の様子

そして、話はさらに白熱。大野社長の塗料への思いが伝わるお部屋へ。お二階になりますが、「アメリカのガレージか!?」と言わんばかりの秘密基地っぷり。たまらんですな。私も話を聞きながら「いつか夢の事務所を持って壁を好きな色に塗るんだ〜」とポワワ〜ンとなっていました(笑)

レンガ壁

レンガ壁

この壁もお手製。ただボードを作るだけではなく、こういう作品を見れるのも本社や工場がある大阪で開催するメリットです。東京でもいつかやりたいとは思っておりますが、さすがに社屋を丸ごと持ってくることはできませんし、この雰囲気を知りたい東の方はぜひ西の大阪にいらしてください。

ちょうど内観の塗装をしているところでした。

ビフォー

実は以前タカラ塗料さんを訪れた時はまだこのレンガ壁は制作途中で、こんな様子でした。白のままでも十分素敵と思っていましたがまたリアルな赤レンガになったことで、2階の部屋全体との調和がとれていました。

スマホ講座

そして

最後はふつつかながら私のスマホ講座をさせていただきました。ボードもスタイリングも超大事でも肝心の締めの作業である撮影がおろそかではせっかくの写真も台無しになってしまいます。この日はすでにフェリカスピコで講義を受けた方も多数いらっしゃったので以前伝えたことを再度ということもありましたが、写真という情報の大切さを再確認していただけるよう、大野社長や大浦さんに負けずと熱を持ってお伝えいたしました。

番外編

さて、次回は番外編として、この教室の後、皆さんが帰られてから起きた忘れられない出来事について番外編としてお伝えします。いや〜、本当にすごかった!乞うご期待!!

About Us

日本大学芸術学部卒業後、2003年に独立。広告、書籍、雑誌、web、などで撮影活動中。2011年に、フードフォト専門の写真教室「フェリカスピコ」を設立し、約4000人の受講者がいる。

Apple Store表参道、渋谷ヒカリエのイベント内でのレッスンも。「マツコ&有吉の怒り新党」(テレビ朝日)、「Rの法則」(NHK)などメディア出演も多数。
> 料理専門の写真教室 フェリカスピコ

Instagram