おせちのイメージ

イメージすることが大事

2016/12/31

教室のこと

こんにちは料理写真教室フェリカスピコの佐藤です。

今日は大晦日ですが、教室でも書籍でも必ず冒頭に伝えていることを書きたいと思います。

それは写真を撮る前に行うこと、「イメージ」です。

日本語にすれば「想像する」ですが教室では写真を撮る前に、どんな写真を撮ろうとしているのか、撮りたいのか事前にイメージしましょうとお伝えしています。カメラは電源をonにしてシャッターボタンを押せば、簡単に記録できる道具ではありますが、だからこそ、ついついやりがちなのは何も考えないで写真をバシバシ撮ること。

これはもし料理に置き換えるなら、何を作るかも決めないで、料理を作り始めていることと同じなので、これではうまく行きません。写真教室をやっているとよく道具のことを聞かれますが、どんなカメラを手にいれるかよりも大事なのが「どんな写真を撮るのか」を先に決めることだと思っています。

おせちのイメージ

妻がおせち料理を作る前にイメージした絵

 

この写真は私の妻がおせち料理を作る前に、イメージしたラフになります。

料理の場合でも、しっかり何を作るか事前に決めるように写真の場合も何を撮るのか予定を立てていると撮影時に悩むこともないでしょう。

ホームページtop写真のイメージラフと実際に撮れた写真

ホームページtop写真のイメージラフと実際に撮れた写真

 

上の写真は一つの例ですが、先日リニューアルしたフェリカスピコのHPのトップ写真をイメージした絵になります。

下はその結果。この絵があったおかげで、撮影時に何をすべきかはっきりしたので、料理家さんと、スタイリストさんとも情報を共有することができ、結果的によい仕上がりになりました。

 

頭でイメージしても、イメージを絵などで具体的にしてみてもどちらでもよいかと思いますが、私のオススメはいきあたりばったりに写真を撮らないことです。

さて、2017年もしっかり伝えるべきことを伝えて、教室に来ていただいた方が短時間に写真上手になり、また写真好きになるように精進してまいります。

皆様どうぞ良いお年をお迎えください。

フェリカスピコ

佐藤朗

About Us

日本大学芸術学部卒業後、2003年に独立。広告、書籍、雑誌、web、などで撮影活動中。2011年に、フードフォト専門の写真教室「フェリカスピコ」を設立し、約4000人の受講者がいる。

Apple Store表参道、渋谷ヒカリエのイベント内でのレッスンも。「マツコ&有吉の怒り新党」(テレビ朝日)、「Rの法則」(NHK)などメディア出演も多数。
> 料理専門の写真教室 フェリカスピコ

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