撮影では年中持ち歩いています。

レフ板。アリとナシ

2017/01/19

技術

こんにちは、フェリカスピコの佐藤です。今日はレフ板について。

本日もレシピ本の撮影ですが、昨日はいままでなかった出来事がありました。

まさかの撮影中にレフ板が売れたのです。

実は教室ではレフ板を作るのが面倒な方のために、私が代わりにまとめて作って販売をしております。教室ではもう、かれこれ200枚くらいは販売していると思いますが、きっと日本一レフ板を売っているカメラマンなのではないかと勝手に思い込んでいます(笑)。

このように教室はレフ板を必ず使っています。

このように教室はレフ板を必ず使っています。

 

レフ板は、どんな現場でも、必ずカメラと一緒に持っていきます。

料理でいうならスパイスや調味料のようなもので、必ず使うものでもなく、光を反射させて影の部分を少し明るくしたい時に使う、足りない要素を埋めてくれる影の立役者なんです。教室では、かねてよりずっとレフ板をつくると役に立ちますよと伝えているのですが、あまりにシンプルだからか、なぜかみんな作ろうとしない傾向があります。昨年末に発売した「おいしいかわいい料理写真の撮り方」(イカロス出版)では64ページだったかな?レフ板の作り方をこまか〜く書いておりますので、本を持っている方はぜひ参考にされてください。

レフ板がない状態の撮影現場の3人。中央が著者のエダジュンさんです。

レフ板がない状態の撮影現場のお三方。中央が著者のエダジュンさんです。パワーが出ません。。

 

さて、昨日の話にもどりますが、昨日は料理研究家のエダジュンさんの新しいレシピ本の撮影でした。昨年パルコ出版より出ている1冊目の「クセになる!パクチーレシピブック」で撮影を担当させていただき、今回同出版社での2冊目の撮影でもお声がけいただき、目下制作中なのです。そこで撮影の終わりごろに、世間話で「レフ板っていいよね〜」なんて会話から始まり、フェリカスピコでも教室をしていただいているスタイリストの小坂さんが「佐藤さんはレフ板売ってるんですよ〜」なんてことになり、「欲しい」「たまたま車にありますよ」なんてことに発展し、著者のエダジュンさん、編集の金さん、アシスタントの せきざわ さんが購入されることになりました。

レフ版があるだけで心あったか〜。キラララーンです。

レフ版があるだけで心あったか〜。キラララーンです。

 

撮影中にレフ板を売ったのは、正直初めてのことでして。なんて面白い現場なんだとほのぼのした気持ちになります。撮影終わりにレフ板アリ、ナシでみなさんに演じていただき、ちょっとコメディータッチの写真を撮らせていただきました(笑)。

ちなみにこのbefore & after写真は同じ場所で同じライティグで撮影していますが、Photoshopでレタッチをして雰囲気を変えています。単純に青く暗いとネガティブに、赤く明るいとポジティブな雰囲気をつくることができます。

レッタチ前の2枚の写真。レタッチでお化粧ができるんです。

レッタチ前の2枚の写真。レタッチでお化粧ができるんです。

 

フェリカスピコでは、定期的に料理写真にまつわるフォトレタッチの教室も行っておりますので、レフ版もですが、レタッチの教室も必要であればよろしくお願いしまーす。ちゃんちゃん

 

 

 

About Us

日本大学芸術学部卒業後、2003年に独立。広告、書籍、雑誌、web、などで撮影活動中。2011年に、フードフォト専門の写真教室「フェリカスピコ」を設立し、約4000人の受講者がいる。

Apple Store表参道、渋谷ヒカリエのイベント内でのレッスンも。「マツコ&有吉の怒り新党」(テレビ朝日)、「Rの法則」(NHK)などメディア出演も多数。
> 料理専門の写真教室 フェリカスピコ

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