新しい時代のミラーレスデジタルカメラ

カメラは新しい時代へ?

2017/01/26

カメラ

昨日はFUJIFILMさんの新作機内覧会に行って参りました。

以前よりニュースリリースでは出ていたGFXというカメラがメインの発表会です。

私は自分が使いそうなもの以外の発表会には行ったことがないのですが、つまりこのカメラは「使いたい」と思えるものだったというわけです。

デジタルカメラの時代になってからというもの、CanonやNikonを筆頭に一眼レフの世界も成熟したものになってきました。フィルム時代を振り返ると、プロフェッショナルのフォトグラファーは35mm版というフィルムサイズのカメラ以外に、ブローニー、4×5、8×10という35mm版よりも大きなフィルムを装填できる中判カメラや大判カメラというのを、必要に応じて使用していました。

製品説明会ではプロの方々が集まりじっくり話を聞いています。

製品説明会ではプロの方々が集まりじっくり話を聞いています。

 

どんな時に、そんな大きなカメラが必要になるかというと、一つはフィルムサイズが大きいので高画質になるため、写真を大きくするなど高い画質を必要としている時というのが一つあります。暗室作業などをしていた方は、ご存知だと思うのですが、その粒子の細かさにはちょっとした感動があります。学生の時に写真の上に現実があるように錯覚したのを覚えています。

 

さて、話はもどして今回のカメラGFXですが、簡単にいうと中判のミラーレスデジタルカメラで、センサーサイズがCanonやNikonなどの中級機以上でみらるフルサイズというものに対して、1.7倍あり、価格も手にするには現実的なものになっているそんなカメラです。

センサーについての説明画面

センサーについての説明画面

 

これまでもPhase Oneなどデジタルの中判カメラはありましたが、正直お値段とスペックが高すぎて広告の仕事をバンバンしてるならともかく、私にとってはちっとも所有するには現実的なものではありませんでした。Phase Oneの価格は様々ですが、300万円くらいは用意しておかないと買えないようなものです。他、少し前にPENTAXが645Dという中判一眼レフを出していましたが、カメラが大きくて、やや躊躇するところもありました。

今回2月に発売されるGFXは、ミラーレスデジタルカメラなので、ボディーサイズも軽く日頃仕事で使うのにも、使っているところを想像しやすい色々な意味でちょうどよいカメラです。

実物でテスト撮影させていただきました。外観は奇抜なものでもなく、昔からいたような落ち着きを持っています。

実物でテスト撮影させていただきました。外観は奇抜なものでもなく、昔からいたような落ち着きを持っています。

 

昨年もハッセルブラッドのX1D-50cという中判ミラーレスカメラが発売され注目を集めましたが、時代はミラーレスになるということでしょうか。実像がファインダーを通して観れるという一眼レフを私も好んで使っていますが、ミラーレスの電子ビューファインダーの画質も大変良くなり、個人的には撮ったあとはすぐPCの画面で確認と処理をしているので、画面をみることには慣れてきたような気もしています。会場にはカメラ等機材を扱う、専門店の方もいらしてお話しをしましたが、ハッセル、ライカ、ソニーとミラーレスのプロ向けのカメラがどんどん出てきているところをみるとその動きは確かの様でした。資金はいくらあっても足りませんが(涙)、長く使え、使う意味のあるカメラが出てくるとワクワクしてきます。さて、買おうかな、どうしようかな〜。どうせなら手に入れてみたいと強く思う昨日でした。

 

About Us

日本大学芸術学部卒業後、2003年に独立。広告、書籍、雑誌、web、などで撮影活動中。2011年に、フードフォト専門の写真教室「フェリカスピコ」を設立し、約4000人の受講者がいる。

Apple Store表参道、渋谷ヒカリエのイベント内でのレッスンも。「マツコ&有吉の怒り新党」(テレビ朝日)、「Rの法則」(NHK)などメディア出演も多数。
> 料理専門の写真教室 フェリカスピコ

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