
マーケティング調査
2017/04/04
お知らせ
フェリカスピコの佐藤です。
今日は、大学の同級生でもあるカメラマンの友人が行う面白い作業についてのお話。
名前は石田紀彦氏、昨年より、巣鴨にプロモートスタジオという本拠地を構えて、写真が生業でありながら、中小企業診断士やMBAの資格を持っている異色のカメラマンです。私とはタイプも全然違うのですが、だからこそ、いつも話す内容が面白く、結局つまりはそういうことだよねと意気投合する同士でもあります。
そんな彼が行っているのがマーケティング調査。
よかったらプロモートスタイジオの「このブログ」を読んでいただきたいのですが、カメラマンというと感性の仕事と思われつつ、実は日頃撮っている写真は売り上げに直結するものでもあるので、感覚やセンスだけではなくしっかりした数字的な情報を持っておかないと、ときに説得力にかけてしまったりもするのです。そんな中、石田氏は「写真としては綺麗だったり、かっこよかったりするけど、結局それは売れるのか売れないのかは別の話じゃない?」と。

スタジオは巣鴨駅からすぐ。テレビなどでおなじみの地蔵通商店街を抜けていきます。休日ともなるとすごい活気!冬に一度おとずれたのですが、年輩の方が大変多く、目の前の人だかりのニット帽率が高すぎてびっくりしました。

露店もいっぱいベビーカステラの横では・・

なんとカツラが!こんな露店は初めて見ましたが、なんだかたくましさを感じ、元気をいただきました。
↑写真は脱線しましたが、石田氏は「アキラ(私の名前)は撮影の時でも、教室の時でも、これが美味しいそうと言っているけど、それは本当なのかどうか確かめてみたくない?マーケティング調査といって、そこに写真を提出することでどの写真をどれだけのどういう人が美味しそうだと感じているのか調べて数字で表すことができるだけど、どう?」というのです。「確かに」とすぐさま私は思うのですが、フェリカスピコの教室に参加される方でもお商売で料理の写真を撮る方は大変多く、何のために仕事をしているのかといえば、売り上げを上げるためでもあるので、それはとっても大事な情報なのです。かっこよければいいのか、自分が満足する写真ならよいのか、もちろん、自分の作品であればそれでいいでしょう。しかし、その写真が集客の一旦を担っているのであれば、それが売れる写真なのか、売れない写真なのかという根本的なことは大切なことではないでしょうか。

お決まりのルートでもあります。高岩寺の洗い観音。

そんな商店街を抜けてー
撮影の仕事でも、「そもそもいい写真がわからない」とか「こっちもこっちも良くてどっちを使ったらよいのか悩む」なんていう意見もよく聞きますが、それを私の感性だけでアドバイスしても、依頼してくださった方の感性と合わなければ、納得してもらえず、しかし、それをしっかりしたデータをもとにアドバイスできれば、とても説得力があるのではないかなと思うのです。

石田氏の基地です。
今回はそれら調査するための写真を石田氏と二人で撮るためにプロモートスタジオさんにお邪魔しました。
こんなスタジオ私も欲しいです!うらやましーー。
結果はまだこれからですし、何を撮ったかはまた後日お伝えしたいと思いますが、この撮影で得たデータは、フェリカスピコで私が発言することにも大きな影響を与えるでしょう。

↑PCで確認しながら撮った写真をチェックしています。
もちろん数字だけでは撮影はつまらないものになってしまいますが、感性だけでも役にたたなければ意味がないですよね。
写真の使い道にもよりますが、感性と確固とした数字が合わさったときに、写真はより強固な情報になるのではないかと思います。
プロモートスタジオのHPのトップには「結果を出す写真」とあり、いままで自分でも写真はよく撮れていて、自分が撮影を担当したことで売り上げが上がったという経験も何度もあり、自信はもっていますが、そこを感覚的にではなく、自分の中でコントロールできるように私もときに今回のように勉強をして腕を磨いていきたいと思っております。
大変楽しくも、ためになる一日でした。
About Us

日本大学芸術学部卒業後、2003年に独立。広告、書籍、雑誌、web、などで撮影活動中。2011年に、フードフォト専門の写真教室「フェリカスピコ」を設立し、約4000人の受講者がいる。Apple Store表参道、渋谷ヒカリエのイベント内でのレッスンも。「マツコ&有吉の怒り新党」(テレビ朝日)、「Rの法則」(NHK)などメディア出演も多数。 > 料理専門の写真教室 フェリカスピコ