fringerというマウントアダプター -その1-

2017/11/29

カメラ

今年よりNikonのカメラからFUJIFILMへと乗り換えをしたことは、だいぶ前のブログでもお伝えをしておりました。

現状使っているのは中判のGFX50Sと、APS-CサイズのX-T2とX-T20です。昨日もお世話になっている先輩とお仕事でフルサイズのNikonのカメラと並べてポートレートを撮影していましたが、顔認証の速さや、ファインダー越しのEVF、そして画質や色の良さにに先輩も驚いていました。

メインはこのGFX50Sです。

FUJIFILM GFX50S+FUJINON 63mm F2.8 R WR

お仕事でメインで使っているのは上のGFX50Sになります。私の撮影の場合は主に料理や物など静止しているものが多く、スポーツはめったいに撮影しないので、高速AFや連写機能は必要ありません。ですので、少し大きめですが画質がいいものを選び、センサーサイズが大きなこのカメラを相棒として選びました。使って半年くらい経ちますがいささかの後悔もありません。むしろすごく気に入っており、撮れる写真についても正直Nikonで撮れていたものより満足しています。そんなGFX50Sですが、撮影の仕事をしていて時々困ったことがあります。料理や物撮りはほとんどGF 120mmF4 R LM OIS WR Macroという中望遠のマクロレンズを使っているのですが、撮影の規模や撮影環境の部屋の奥行きによっては、自分の後ろが壁になってしまい引ききれず、時々レンズで引きたいと思うことがあります。

fringer CONTAX645-GFX

fringer CONTAX645-GFX

でも今もっているレンズは63mmの標準と120mmと随分離れており、120mmで引ききれなかったからといって63mmに変えると画角もだいぶ異なるので絵作りが変わってしまいます。しかも現状のFUJIFILMのラインナップはその間にあるものが人物撮影などでは重宝するだろう110mmしかなく、120mmを110mmに変えたからと言って自分が望んだ少し引きたいという効果は望めないのではないかとも思うのです。せめて100mmとか90mmとかにならないかな〜とずっと考えていました。で、見つけたのがfringerというマウントアダプタです。マウントアダプタとは違うメーカーやタイプのレンズをつけるためのリングのようなもので、本体とつけたいレンズの間に装着します。以前購入したのはSONYの本体にNikonのレンズをつけられるというもの。フォーカスはマニュアルになり、絞りも手動になるものの、使っていなかったレンズが無駄にならずに助かった覚えがあります。

CONTAX 645用 Carl Zeiss Vario-Sonnar 45-90mm F4.5

CONTAX 645用 Carl Zeiss Vario-Sonnar 45-90mm F4.5

今回見つけて購入したfringerというマウントアダプターはいまはなきCONTAX 645用のレンズをFUJIFILM GFX50Sにつけるというもの。
レンズにしても本体にしてもこれらのタイプは一般にじゃんじゃん売れるものではないので正直かなりマニアックな製品だと思います。しかもただ装着できるだけではなく、CONTAX 645用レンズがそのままオートフォーカスで使えてるとうものでした。値段は9万前後なので、少々お高めですが、FUJIFILMのレンズは一本30万円前後なのに比べて、CONTAX 645用のCarl Zeissレンズが中古でものによりますが1本6万〜15万円前後で購入できるので経済的にも少し懐に優しい面もあります。ただ、メンテナンスについてはないわけではありませんが、中古ですしもうCONTAXは京セラがカメラ事業から撤退しているので通常のサービスを受けることはできないというリスクは当然あるわけです。でも、これも勉強、なんせちょっと楽しいじゃないかと買ってみることにしました。とはいえ、fringerだけ買ってもしょうがないので、もちろんCONTAXのレンズも中古で購入しました。まずは45-90mmというズームレンズ。これを購入することで、90mmという今のFUJIFILMにはない領域を手にいれられたので、きっと撮影の時に重宝するはず(そもそもそれが目的だった)。そして、ついでに45mmもついてきたと思えば中古価格12万円というのも高くないでしょう。Fは4.5と単焦点を買えばもっとぼかせるものの、正直ボケすぎるくらいで撮ることもないので、このくらいボケてくれれば仕事的には十分ではあります(とはいえ中判なので結構ボケる)。

CONTAX 645用 Carl Zeiss Distagon 35mm F3.5

CONTAX 645用 Carl Zeiss Distagon 35mm F3.5

そして、続けてもう2本レンズを買ってみました。一本は上のDistagon 35mm。ズームレンズで45mmまで引くことができるようになったけど、あの時広角持ってたらGFX使えたのにな〜ということがあったので、さらに広角を手に入れてみました。もしかしたらもっと引きたくなる時がくるかもしれませんが、その時はFUJIFILMの23mmというのを頑張ってもう少し稼いでから購入します。もう一本は写真は撮っていませんが、ヤフオクで状態がよさそうなのが安く出ていて引き取り手もいなさそうだったので、Sonnar 210mm F4というのを4万円で落札しました。

つけるとこんな感じ。ちょっと重いです。

つけるとこんな感じ。ちょっと重いです。

45-90mm、35mm、210mmと状態はとてもよくまだまだ使えそうです。CONTAXといえば、実は大学に入学した時に始めに買ったマニュアルフォーカスの銀塩カメラでとても思い出があります。そのあとは貧乏学生には Carl Zeissレンズが高くてなかなか新しいのが買えなくて周りがNikonを持ち始めたのにつられて大学3年には乗り換えていたと思います。確かその時(18年前くらい)にはヤフーオークションもあって、そのレンズをきちっと撮影して出品した覚えがあります。

GFX50S +sonnar 210mm 撮影データ ISO100 F4 1/100

GFX50S +sonnar 210mm 撮影データ ISO100 F4 1/100

これでFUJIFILMのGマウントレンズが純正で63mmと120mm、今回購入したCarl Zeissレンズが35mm、45-90mm、210mmと一気にラインナップが増えました。でも増えても使えなければ意味がないので、これから色々とテスト撮影をしてみます。まず今日撮った1枚。いちばん使う機会がなさそうな210mmですが、地元の石神井公園で紅葉を撮ってみました。あれ、なんかいい感じ。fringerのオートフォーカスはとても遅くて若干ずれている気もするので、使う時はマニュアルフォーカスでいきたいと思います。細かな撮影データについてはまた書きたいと思います。

 

 

 

About Us

日本大学芸術学部卒業後、2003年に独立。広告、書籍、雑誌、web、などで撮影活動中。2011年に、フードフォト専門の写真教室「フェリカスピコ」を設立し、約4000人の受講者がいる。

Apple Store表参道、渋谷ヒカリエのイベント内でのレッスンも。「マツコ&有吉の怒り新党」(テレビ朝日)、「Rの法則」(NHK)などメディア出演も多数。
> 料理専門の写真教室 フェリカスピコ

Instagram