CP+ 道具編

2018/03/13

お知らせ

料理写真教室フェリカスピコの佐藤です。
先日はCP+の銀一さんのブースで登壇させていただいたことについて書きました

今回は、CP+で見かけた「あ!」と思える道具などについてです。

今回の展示会ではSONYが新作のα7IIIを発表を目玉にしていたので、SONYのブースは特に一際人だかりと行列ができていましたが、これまでメディアでも散々取り上げられているところに、いまさら私がαの説明をしても仕方ないので、

オープン前の様子

オープン前の様子

メジャーどころのカメラなどについては他の記事におまかせしてちょっと違う目線で偏った見方で値段は関係なく自身の撮影に役に立ちそう、また教室で紹介できそうな「お、これはいいな〜」と思ったものをこのブログで紹介したいと思います。なので、読んでいて「そうじゃない」と思っていても文句言わないでくださいね。

その1     

CIPAの総合カタログ

CIPAの総合カタログ

このカタログはCP+に行けば入り口で無料でもらえるのですが、実はこれが教室でとっても役に立つんです。要は主要なカメラやレンズなど各メーカーの現行で販売しているものがここに集結しているカタログになります。写真教室では「どんなカメラがいいんですか?」「料理ならどのレンズがいいですか?」などと皆さんそれぞれ機種やメーカーが違う方から多く質問を受けます。そんな時にメーカーごとにカタログを持って広げると大変なことになるので、これで調べれば簡単に見つかります。例えばボディーはCanonだけど、レンズは少し抑えめにしたいならTAMRONなどレンズだけ作っているメーカーもありますよという時に、カメラはこっち、レンズはこっちでと一度に確認できるのがありがたいんです。昨年はCP+に行けなかったので、このカタログがないのは辛かったのですが、やっと最新版が手に入りました。ちなみにCIPAはCP+の主催団体でもありカメラなどの標準規格を定めるお仕事をされているそうです。あのマクロ機能のチューリップマークや露出補正の±マーク、画像を削除するゴミ箱マークなどはCIPAの規格だそうです。私も気にしておらずカタログを改めて読んだらわかったのですが「へーへー」とボタンを連打したくなりました。

その2     

x-H1

FUJIFILMのX-H1。ではなく、その周りの道具達です。X-H1については先日出たばかりの新作になるので私があえて言わなくてもいいでしょう。このカメラは私もFUJIFILMユーザーですし、役に立つと思うので買おうかなと思っています。X-H1は動画に力も入れております。自分のカメラマンとしての仕事ではやはり動画も最近増えてきているのですが、いかんせん、動画については畑違いでスチール専門でやってきた人間としては、どういう道具を揃えていいのかわからないことが多いのです。ちなみにこの写真のレンズは新製品の「FUJINON MK18-55mm T2.9」でムービー専用のシネマレンズ。ズーミング時の焦点移動や光軸のずれなどが発生しないような設計になっていて動画撮影には向いているそうです。価格は50万円代なので、これまた高額ですが、シネマレンズの中では安い方だそうです。先行してSONYのEマウントが先に出ていましたが、今回FUJIFILMのXマウント用のものが出 るのだとか。スチールがメインなのであまり気にしていませんでしたが、今後は動画の仕事も受けていくので、こういったことも勉強しています。

ドイツのクロジール

ドイツのクロジール 調べたら16万くらいしました。高い!!

動画の場合はカメラやレンズの他にマイクやモニター、焦点を合わせるフォローフォーカスなど揃える道具があります。使い勝手やサイズなど合う合わないがあるし、間違えた買い物はしたくないし、私はFUJIFILMユーザーなので、そんなときFUJIFILMが流す動画撮影のシーンをYouTubeで一生懸命凝視して、周りにどんな道具が使われているのか調べていました。ただ、それだけでは確証が持てず、こういう展示会で実物が見られるのはありがたいことなのです。サードパーティーのものに着目してしまい申し訳ないのですがそういった見方も面白いのではないでしょうか。カメラの周りにつくリグという鎧のようなものはSmallRigという中国のものでした。実はこれは私も持っていますが結構安くて丈夫なうえにFUJIFILMのカメラにぴったりなサイズがあるんです。新しいX-H1についても専用のリグをすでに作っており最初のある期間だけ半額になっていました。これもお得です。フォローフォーカスはドイツのクロジールというブランドですが、これは調べたら高かった。カメラが買えるんじゃない?ってもので、ちょっとしばらく手がでないと思います。

その3     

ATOMOSのSUMO

ATOMOSのSUMO

これも動画用ですが、動画撮影ではピントのチェックなどをする外部モニターです。ATOMOSという米国のブランドでどうもこちらの社長が日本好きらしく、シリーズの中には日本人としては笑えるのですがShogunNinjaというのがあり、それよりもさらに大きなサイズで今回発売になったSUMOというのがストレートすぎて面白かったです。まあ、面白いだけでなく、買うか買わないかは別として、これだけ大きなモニターだったら料理動画も手を動かす人が見ながらできるので楽だなと思いました。価格はSSDをつければこのモニターに動画を保存できて30万くらいとこれもお高い。でもあれば役に立ちそうです。動画の仕事がバンバン出てきたら買おうかな。

その4     

SUNSTAR STROBOのPower Inverter GLX

SUNSTAR STROBOのPower Inverter GLX

これは銀一さんのブースで見たSUNSTAR STROBOのPower Inverter GLXです。外部バッテリーでこれにつけると今まで持っていたコンセントが必要だったストロボがロケでも使えるようになります。下の箱と、上の箱は別売りで上はバッテリーになります。購入すれば14万くらいになると思いますが、ストロボ以外でも車中でパソコンを充電したり、災害時やキャンプにも使えますね。先日、PCの操作を外でやらねばならなかった時に途中で電池が空になり、銀座で電源を求めてぐるぐるさまよったことがあります。これが解決できるのであればありがたいですね。

その5     

DJIのRONIN

DJIのRONIN

これはドローンなどを販売するDJIのジンバルという手ブレや揺れを防いでくれる道具です。ジンバルを持って歩きながら動画を撮るとなめらかな感じに映ります。しかも片手で持てて便利。スマホをつけたりできる道具もあるけれど、どうせ撮るならカメラでしょという方はいかがでしょうか。私はすぐ手に入れる道具とは思わないけれど、これなら面白い絵が撮れるぞと思ったら購入すると思います。教室では予約をされた方に開催場所の住所やGoogleマップのURLを入れていますが、迷う人は毎度必ずいます。最寄り駅から会場まで歩く映像をこれで撮ってYouTubeのURLを伝えるというのもありですね。NHKの「世界ふれあい街歩き」みたいに歩く時の揺れが感じられず滑らかな動きになります。そして、そういう滑らかな動きを最近では「ヌルヌル」した動きと言うらしいです。なんだか発し難い単語ですが確かにヌルヌルしているので納得するし、誰が言い始めたんだろうと不思議に思います。

その6     

swat

swat-350/300

赤道儀です。星景写真や星雲、星団などを撮るときに地球の自転に合わせて動いてくれるもの、これがないと長時間露光で暗い星を捉えようとすると星が流れてしまうので、点で撮るには必須の道具です。ビクセンやケンコーなど天体望遠鏡をつくるメーカーからも赤道儀は出ていますが、これはプロダクトとして無駄がなく価格も目玉が飛び出るものではないので、お金と時間に余裕が出たら購入したいと思います。時間の余裕は星空を撮るには街の光が邪魔になるのでその辺でとはいかないからです。

こんな写真が撮れるようになるのが夢

こんな写真が撮れるようになるのが夢

見本で置いていたカメラはFUJIFILMのGFX50Sでした。ちょうど持ってるしいつか上のような写真が撮れるように頑張ります。でもこれはあくまで趣味で仕事にはならないと思います(笑)。どんなに頑張ってもハッブル宇宙望遠鏡にはかなわないですからね。でもでも、こんなの自分のカメラで陸から撮れたら感動しますよ。

その7     

YN560-TXII

YN560-TXII

YONGNUOのYN560-TXII。ストロボを無線で飛ばすトランスミッターという道具で中国のものなのですが、いままで技適という日本で使える資格をとっていなかった会社がついに技適を取得したらしいです。これよりもYONGNUOで価格が手頃で操作が簡単なトランスミッターもあり、出展者の話によれば順次それらも技適をとるとは言っていました。ただ、ホントかどうかはわからないので気長に待つことにします。ちゃんと技適を取ってくれれば教室でも紹介できるのになと思っています。

その8     

SW-2700PT

SW2700PT

BenQのカラーマネージメントができるモニターです。こういったモニターの主流は日本のEIZOだと思います。カラーマネージメントができないと私は印刷物と色が合わなくなるので、これは絶対になければならない道具の一つですが、いまはEIZOの古い機種を使ってしのいでいます。ただ、最近は現場にモニターを運ぶことも多くいつか移動中に壊してしまうのではないかと心配もあり、サブのモニターを持てたら持ちたいと思っていました。こちらは台湾のメーカーで価格がEIZOに比べると半額くらいで購入できます。聞いた話では、悪くないと。27インチでキャリブレーションができて7万円くらいですから、正直激安です。そんなに悪くないとか超いいとかいうレベルでなく正確な色が出ていればそれがいいのだと思います。

その9    

Cactus RQ250

Cactus RQ250

ライティングの教室で紹介しているストロボCactus。これの新製品が出るそうで。こちらがそのプロトタイプ。以前からスピードライトの手軽さと、モノブロックのシンプルな操作が合体したようなストロボが出たら多くの人にもっとストロボの良さをわかってもらえるのにと思っていたので、ちょうどそんな感じの製品が出ると聞いて「お!」と思いました。

背面。ボタンが少ないので操作は簡単かな。

背面。ボタンが少ないので操作は簡単かな。あとは価格ですね。

まだ様子は変わる可能性はありますが、光量もあり無線も使えてバッテリータイプでコンセントいらず。スタンドや傘などのシャフトを差す穴もあればありがたいのですが、どうなるでしょうか。期待をしつつ、製品が正式に発表になったらこれは購入してテストし、よかったら紹介します。

以上

と、まあこんなところでした。どれも手頃ではありませんが、私にとっては「おっ!」と思えるものでした。今年は写真業界もさらにミラーレス化が進みそうでより盛り上がってくれればと思います。でも写真は道具で決まるわけではなく、やはり撮り手がどうするかで決まっていくことは変わりないと思うので新製品にばかり目を取られず、撮ることにも引き続き集中していき、「おっ!」という道具で「あっ!」という写真が撮れればなぁ〜と思うでした。

About Us

日本大学芸術学部卒業後、2003年に独立。広告、書籍、雑誌、web、などで撮影活動中。2011年に、フードフォト専門の写真教室「フェリカスピコ」を設立し、約4000人の受講者がいる。

Apple Store表参道、渋谷ヒカリエのイベント内でのレッスンも。「マツコ&有吉の怒り新党」(テレビ朝日)、「Rの法則」(NHK)などメディア出演も多数。
> 料理専門の写真教室 フェリカスピコ

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