X-H1

FUJIFILM X-H1

2018/10/02

カメラ

料理写真教室フェリカスピコの佐藤です。

いよいよ10月。これから年の瀬に向かっていく感じですね。

一年経つのがあっという間です。

11月の教室のスケジュールを更新しましたので、ご興味ある内容の教室がありましたらぜひぜひご参加ください。

10/30には大阪から講師を招いて、撮影に使えるカトラリーと器をペイントしてアンティークの品に返信させる教室を行います。11/7はいままで教室へきてくださった方向けの、復習の教室です。撮影がメインで実力アップにつなげていただければ幸いです。

さて、今日のブログ。新しく購入したカメラについてです。

X-H1

FUJIFILM X-H1

といっても新発売ではありません。今年の3月に発売になったカメラで。FUJIFILMのX-H1というモデルになります。私は以前こちらを発売前にFUJIFILMさんからお借りしてしばらく使っていた経緯があります。実に使いやすくAPS-Cサイズのセンサーの割にやや重いのですが、グリップもしっかりしていて、むしろ軽すぎるよりしっくりきていました。

T2 H1 GFX50S

X-T2 XH1 GFX50S。小さく前ならえ。

特筆すべきはボディ内手ブレ補正機能がついていること。これのおかげでとても安心して撮影ができる上に、いつもは三脚をというシーンで使わなくてもよくなったので、仕事がはかどりました。上の写真はX-T2とH1、それからGFX50SといういずれもFUJIFILMのカメラを並べてみたものです。T2と比べるとやや厚みがある感じで、露出補正ダイヤルがなくなっています。上から見るとどちらかといえば中判のGFXに似ていて、仕事のメインはGFXなのでこれに使い勝手が似ているのは好都合でした。露出補正ダイヤルがなくなったことについては普段マニュアルしか使わず全然使わなかったのでこちらも問題なしでした。

背面

背面

後ろから比較するとこんな感じ。

あまり大きくは変わりません。液晶に映るメニューも基本的には変わりなく、むしろコロコロ変わったら使いづらくてたまらないので、ありがたいんです。ファインダーも大きくとてもみやすいのですが、いままでX-T2のサブ機として使っていたX-T20と比較すると

T20、H1

T20、H1

だいぶ違いがあります。T20については、本当にサブと思って買ったのですが、2台を使うということが結構あったりといざスピードを求められる仕事で使うと小さすぎて指先が細々としてしまい、またファインダーも小さく、グリグリ目を押し付けたりしてちょっと大変でした。それから動画の撮影の時にはマイクピンとHDMIケーブルーが接触してしまい同時につけられなかったりという事件が起きたり、USBのタイプがT2とは違って荷物が増えてしまったりとスムーズに2台使いというわけになかなかいかなったという失敗がありました。

みやすい液晶

シンプルでみやすい液晶

そして、そういうモヤモヤがあったのですが、なんとなくやり過ごし、最近新しくX-T3という新型が出て「あ、どうしようかな〜」と思っていたのですがよく考えて見れば私の仕事にブラックアウトフリーやいま以上の高速連写は必要なく、むしろ動画も撮るようになったしボディ内手ぶれ補正の方が必要なのでは?と思うようになり、X-T3の発売をきっかけに、少し前にでたH1を購入することになりました。

比較

色味の比較 (料理家のかめ代さんのお弁当です)

FUJIFILMのカメラの好きなところは、色味が機種によって変わらないことです。
カメラメーカーによってはカメラを新調するとだいぶ色味が変わってしまったりして、あとのレタッチに慣れていくのに本当に苦労させられるのですが、ご覧の通り、私の持っている4機種とも色味はほぼ変わりません。FUJIFILMにはフィルムシミュレーションという機能があり、色味を昔のフィルムの名前で表現しています。ということはその名前が同じであればどのカメラで使っても、同じフィルムを使っている感覚で再現してくれるということで、これは使う側にとってはとてもありがたいシステムだと思います。

シャッタースピードのテスト

シャッタースピードテスト S1/60

フルサイズ流行りのカメラ業界ですが、書籍の仕事でもAPS-Cはバシバシ使えます。
見開きのページや、裁ち落としなど大きなサイズの時はGFX50Sを使いますが、版権が小さかったり、ページに写真が多い場合はむしろこれくらいのサイズのカメラの方が重宝します。このH1の場合は、手ぶれ補正が付いていることが特徴でしたが、今朝方そのテストを改めてしてみました。まずはS 1/60から。手ぶれ補正付いていてこれでブレたらやばいですよね。もちろん全然OKでした。

ss比較

シャッタースピードの変化とブレ

そして、どんどん遅くしていきます。レンズは60mmマクロで手ぶれ補正は付いていないタイプです。1/30は問題なし、1/15も大丈夫。1/8でやや怪しいけれど、許容範囲くらい。1/4はアウトでした。5枚に一枚くらいはいけるかなという感じ。こういうテストをすることで、いざ本番で使うときの基準になるのでこういう検証は大切だと思います。

リグ

SmallRig

こちらはケージと言って動画撮影の時に使う鎧のようなもの。これに外部モニターなどをつけて使います。中国のSmallRigはとても手頃なお値段で、ずっと前にX-H1用のものがまだ出たてのころに半額で買っていました。いずれ購入するだろうと思っていたので、ようやくご主人様に会えたという感じです。

キャッシュバックキャンペーン

キャッシュバックキャンペーン

それからFUJIFILMは時々キャッシュバックキャンペーンというのをやっていて、このH1実はそのキャンペーン時期に間に合って3万円引きになりました。実売で19万円くらいで3万円引きって結構大きいと思います。他のメーカーでもあるのかもしれませんが、こういうありがたいサービスはちゃんと活用すべきですね。

さて10月は九州に出張があるので、さっそくそこでこのH1を活躍させたいと思いまーす。

About Us

日本大学芸術学部卒業後、2003年に独立。広告、書籍、雑誌、web、などで撮影活動中。2011年に、フードフォト専門の写真教室「フェリカスピコ」を設立し、約4000人の受講者がいる。

Apple Store表参道、渋谷ヒカリエのイベント内でのレッスンも。「マツコ&有吉の怒り新党」(テレビ朝日)、「Rの法則」(NHK)などメディア出演も多数。
> 料理専門の写真教室 フェリカスピコ

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