クスパ主催 バレンタイン2017♡Instagramフォトコンテスト 結果発表！

私も写真のコンテストには大学生のころに3回くらい提出をしており、3回とも1等にはならなかったものの、いずれも入賞、佳作にはなりました。自分の中では悔しかったけど、人に認めてもらえたという大きな自信にはなりました。

大人になってからは、一度だけ本気で挑んでみたのですが、なんと1等賞に選んでいただきました。その時はあえて狙って獲得しようと思っていたので、それが狙い通りになったという意味で大変勉強になりました。

 

私は今は選ぶ方の立場として時々審査員などをさせていただいておりますが、カメラマンとして撮る側の気持ちも分かりますし、審査委員として選ぶ側の気持ちもわかる気もします。賞に選ばれるということは、ある意味、撮り手と選び手の気持ちが作品を通して合致したときに起きる動作のような気もしますし、撮り手が「どうだ！まいったか！」という気持ちで出してくると、コンテストによっては選び手は一歩引いてしまうこともあるかもしれません。写真＝自己表現という見方もあるかと思いますが、受け手がいるのであれば、写真＝コミニケーションでもあると思うのです。

ラブレターでは、独りよがりの表現では、なかなか相手に振り向いてもらえません。それと同じことのような気もします。

 

今回は『 愛が伝わる、” 手作りバレンタインフォト ” 』 というテーマでした。

私としてはバレンタインらしさ、手作り、温かみがあるとい目線で写真を選びましたが、それと同時にフォトコンテストなので、当然のことながら写真として美味しそうに撮れる技術があるのかという目線でもいました。なので、その目線にピタッと合った写真を1000点の中から20点くらい選び、そのかかからさらに写真のうまさという観点で厳選しました。

 

私の選んだグランプリの@ribbonberry.amiさんの作品や準グランプリの@coupe_panさんの作品はいずれもシンプルでしたが、とても分かりやすく、美味しそうで、なにより写真がうまかった。複雑にスタイリングをしているものも多くあり、そういう写真にも目線がいきましたが、逆にそのスタイリングで主体が何なのかがボケてしまっているものも少なくなかったです。その中でこの2点が光ったのが、シンプルにかつ単刀直入に、この写真が何なのかを伝えてくれる力強さでした。シンプルだから単純というわけではなく、シンプルにしたからこそ、写真がうまくないと絵として成立しづらい構成があり私も常々それを感じながら写真を撮っています。この2点からはその難しさをクリアした先にある伝える力を感じられました。

 

クスパさんでは、2017年3月20日まで「お米のミルク プレーンを使ったアイディア料理 Instagramフォトコンテスト」を開催しています。

ここでも私が選考委員で入っておりますので、よかったらぜひ写真をアップしてくださいね。グランプリに選ばれた方には「BALMUDA The Toaster」が贈られます。

 

あ、ちなみにInstagramでは、よく#をつけて検索されやすいようにしていきますが、コンテストと関係がなかったり、主催するところとはライバルである団体の#がついているものはこちらも選びにくいのはご理解くださいね。当たり前といえば当たり前だけど、たとえば靴のメーカーが主催しているのに「#裸足が一番」とかはありえないし、ペプシ主催で「#コカコーラ」もないでしょ。でも意外とこんなハッシュタグが多いのも事実なんですよ。