和食のスタイリング -おせち編-

2017/12/21

カメラ

料理写真教室フェリカスピコの佐藤です。

すこし時間が経ちましたが11月はお正月に先駆けて特別講座でおせち料理のスタイリング教室を行いました。こちらはいつも和食のスタイリング教室を担当していただいているフードプロデューサーの赤沼さんからのご提案で通常とは別日程で開催しました。11月に予定していたものの中では一番満席になるスピードが早く、いままでにない内容だっただけに期待感があったのではないかと思います。

目黒のペイザンヌさんが会場でした。

目黒のペイザンヌさんが会場でした。

たった一日のためにオリジナルのテキストまで作っていただき、おせち料理のいろはを教えていただきました。何気に知っているようで、具体的には知らないことの多い和食の世界、ひとくくりに和食といってもおせち料理にはまた違った決まりごとがたくさんあるのです。羽子板ってどんな存在なのかわかりますか?

赤沼さんは、もともとイタリアンのシェフです。けれど人に教えるほど和食に詳しい。日々のレシピ開発などいまのお仕事をされるのにしっかり勉強をされたそうです。聞いている私も頭から湯気がでるくらいの知識量で一日中ウンウンと頷いていました。

ご用意いただいた食器の一部。

ご用意いただいた食器の一部。

私も撮影のお仕事で赤沼さんとは年中お会いしていますが、持っていらっしゃる食器などスタイリングアイテムの数が半端なものではないんです。しかもどれもハイセンス。リース屋さんに借りなくても、自前の道具で撮影が進むというのは素晴らしいことです。

もちろん重箱も、漆から陶器までバリエーションが豊富です。参加いただいた方にはこれらに盛り付けをしていただきました。

もちろん重箱も、漆から陶器までバリエーションが豊富です。参加いただいた方にはこれらに盛り付けをしていただきました。

1月20日に行われる和食のスタイリング教室でも同様、たくさんの食器や食材から参加者ご自身のテーマに合ったものをチョイスしていただき、赤沼さんから教わったことをもとに、スタイリング→撮影という流れでしめくくります。フェリカスピコではそれぞれのテーマが1日で終わるように内容を調整、コツをぎゅっと詰めて技術提供をしておりますが、1dayでこれほど豊富な道具が揃う教室はそうそうないのではないでしょうか。その証拠に東京のみならず、皆さん北から南からと全国からわざわざ足を運んでくださいます。

この日は特別講師で小林先生に正月のお飾りについて学びました。

この日は特別講師でインテリアのお仕事をされている小林先生に正月のお飾りについて学びました。

小林先生にはいろーんな種類の水引を見せていただき、あれはいい、これもいい、私も買いたーい、どこで買うんですかーー??などみんな大興奮でしたよ(笑)。

すてきーー。

すてきーー。といいつつ、カメラで忘れないように記録。

随時写真OKなのもフェリカスピコの良いところです。まあ、写真教室なのに、写真を禁止にしたら意味ないですものね。スマホでもカメラでもなんでも大丈夫。お伝えした情報を漏らさないように積極的にこういったことはしていただいています。この日はプロのスタイリストさんや、食品メーカーにお勤めの方にもご参加いただきました。

これは箸袋を自分で作ってみよーのコーナー。

これは箸袋を自分で作ってみよーのコーナー。

こうやって手を動かせる時間があるのもいいですよね。ある材料から選んでいただきましたが、三者三様で全員違った素敵な箸袋が完成していました。写真も同じことですが、同じようなアングルで、同じカメラ使って、同じ光で撮影しているのにそれぞれ個性が出るのって面白いですよね。後ほど作品紹介をしますが、その時箸袋が登場します。

で、もろもろお勉強が終わったらいよいよ撮影

で、もろもろお勉強が終わったらいよいよ撮影。赤沼先生が盛り付けたものをまず撮ってみましょう。

こんな感じでーすと、座学でやったことをおさらいしながら撮影の準備に。料理の撮影となると中身だけでなく、外側の世界も作っていかねばなりません。下地にどういうものを使っていくといいのか、安く手に入ってお正月らしさを演出できる道具のご紹介もさせていただきました。こんな時の皆さんのメモ量はすごいんです。さっき箸袋の写真にちらっとテキスト写ってましたけど、小さい字で細かーく書いています。(もう少しテキスト大きくしようかなと考え中)

まずは見本を撮影です。

じゃん、まずは見本を私が撮影します。

撮影に向いたお重の置き方、かいしきの使い方など復習することは満載ですよ。それにしても、まだ11月にこれだけのものを揃えてくださったことに感謝しなければなりません。料理の撮影は季節を先取って行かねばならないので、スタイリストさん、コーディネーターさんのご苦労は絶えないと思います。しかも年々早くなっている気もしますしねー。先日12月初めにスーパーに買い物にいったらクリスマスと正月飾りが同時に並んでいました。。正月、バレンタイン、お雛様、お花見、イースター、こどもの日・・・・。イベントは盛りだくさん、その都度、季節感を演出するためにスタイリングをすることが重要になってきます。フェリカスピコでは赤沼さんをはじめ、小坂先生、渡辺先生と今年は3名の方に技術を教わっていきましたが、それぞれ全くテーマが違うので全ての教室に来てくださった方もたくさんいらっしゃいます。

さていよいよスタイリングスタート

さていよいよスタイリングスタート、まずは器選びから。

この作業が楽しく、また悩むのです。いくつもある中から組み合わせていかねばなりませんから、結構皆さん慎重に行いますし、一度自分の席に持っていったとおもったらやっぱりチェンジなんてこともよくあります。「インスタ映え」は流行語ではありましたが、写真に撮ることも念頭において料理をつくるならば、まずは食器を揃える段階でどうすればフォトジェニックになるのか考えていくのもまたいいですよね。

食材も色とりどり。何を選んでもOKです。この時は黒豆が足りなくなりました(笑)

食材も色とりどり。何を選んでもOKです。この時は黒豆が足りなくなりました(笑)

テーマは違えど和食のスタイリング教室でも、同じようにたくさんの器や食材から組み合わせを選んでいただきます。だから結構真剣に座学を聞いてないと何がなんだかわからなくなってしまうんです。1dayとはいいましたが、だからこそ伝えるべきことはいっぱいあるんですよ。

撮影ができたら赤沼先生に評価をいただき、いざ撮影。

撮影ができたら赤沼先生に評価をいただき、いざ撮影。

自分のものだけを見るのではなく、同じ空間にいる参加者がどのようにスタイリングをして、どんな写真が撮れたのか見せてもらうのもとっても勉強になります。ですので、実践中はみんなコミニケーションをとって和気あいあいと進行しています。フェリカスピコの参加者は女性が9割以上になりますが、さすが初めてお会いした同士でもすぐに仲良くなってしまいます。

そしてこれが実際に組み立てていただいた皆さんのおせち料理です。

そしてこれが実際に組み立てていただいた皆さんのおせち料理です。

先ほどの手作り箸袋も入っています。

先ほどの手作り箸袋も入っています。箸置きに水引っていうのもかわいいですねー。カジュアルになります。

あああ

料理、器、かいしき等々考えることはいっぱい。全てをうまく調和させつつ、伝統を守っていくにはルールをならねばできません。

私はフォトグラファーとしての一年の始まりを祝うのに、元旦にはおせち料理をまず撮るというのが恒例行事になっています。今回もあらためて勉強になりました。このおせち料理のスタイリング教室は来年末も開催予定です。よかったらそれまでに、和食のスタイリング教室にご参加ください。今後の予定は1月20日、4月、7月、10月に開催予定です。

最後にこんなカットも。これは赤沼先生と小林先生のこらぼ、光もカチッと硬くして元気よく撮ってみました。

最後にこんなカットも。これは赤沼先生と小林先生のこらぼ、光もカチッと硬くして元気よく撮ってみました。年賀状にちょうどいいかも(笑)。

 

About Us

日本大学芸術学部卒業後、2003年に独立。広告、書籍、雑誌、web、などで撮影活動中。2011年に、フードフォト専門の写真教室「フェリカスピコ」を設立し、約4000人の受講者がいる。

Apple Store表参道、渋谷ヒカリエのイベント内でのレッスンも。「マツコ&有吉の怒り新党」(テレビ朝日)、「Rの法則」(NHK)などメディア出演も多数。
> 料理専門の写真教室 フェリカスピコ

Instagram