フォトボード教室

ペイント教室-前編-

2019/04/27

技術

料理写真教室フェリカスピコ、カメラマンの佐藤です。

教室では常々、料理撮影に特化させて必要なスキルを提供して参りました。

レギュラーでは自然光での撮影技術、人工光ライティング、Photoshopでのレタッチ

そして、特別講座としてスタイリグもやっています。つまり、状況を作ること、光を作ること、撮ること、撮ったあとの仕上げと、実はどれもが写真を作る上ではとても大切な工程なんです。私も仕事、プライベート問わず撮影時には全て行っています。

大浦沙智子

講師の大浦沙智子先生

そして、今回のテーマの「ペイント教室」とはフェリカスピコでも以前より開催しており大変人気があるのですが、撮影状況をつくるスタイリングをする上で大切な小物や下地の板を自分たちで作ってみようという講座になります。講師はプロのペインターの大浦沙智子先生。

フォトスタイリングボード

フォトスタイリングボード

大阪から来ていただいており、私の愛用する「フォトスタイリングボード」という撮影用の下地を作っている職人さんでもあるんです。この日は、撮影用の小物をエイジング処理をしてアンティークのようにしていくというものと、このボードを作るレッスンでした。

エイジング

いつも親切に丁寧に教えてくれます。

参加はどちらか一方でも両方でもいいのですが、実際に参加された方の意見を聞くと両方参加しておけばよかったという人が続出でした。次回開催するときにはぜひ参考にしていただければと思います。

エイジング

これをアンティークにしていきます

そして、肝心な「なにがこの日にあったか」ですが、まず前編では午前中に行ったエイジング処理についてお話しします。話が長いので後編のブログを作ってそこで、ボード作りについてお伝えしますね。でもって、エイジングですが、上の写真は100円ショップで買ってきたバットや計量スプーンです。このピカピカの道具たちが・・

エイジング

こんなに!

とわずか3時間で30年分の時が経ったかのごとく変身してしまうんです。お肌ではアンチエイジングが普通ですが、ペイントの世界ではむしろエイジングで年をとらせてしまうという。この技術があれば身の回りのものがどんどんアンティーク品になってしまうわけです。

テキスト

わかりやすいテキスト

やり方は知ればだれでも上手にできるように、大浦先生、しっかりテキストを用意してくれています。とてもわかりやすい!

デモ

デモンストレーション

そして、まずは先生のデモでお手本を見てもらいます。

エイジング

さっそく

そして、その後、自分たちでも塗ってみる。まずは網から。初めは不安でいっぱいなものですが意外に塗り始めると「あれ、いけてるかも」って思うものです。

エイジング

次第に笑顔が

デモの時は真剣にまばたきもせず先生の手元に注目していましたが、いざ塗り始めると笑顔になったり、おしゃべりが出て来たり。会場もいい雰囲気になっています。

エイジング

ほら

あのピカピカバットに、使い込んだ感じが出て来ました。
ディズニーランドやUSJなど建物を古くみせたりするのもエイジング。普段の生活でも意外に目にしているものです。ペインターの大浦さんやタカラ塗料の社長の大野さん曰く、街を歩いていても「つい壁に目がいってしまう」とのこと、これは職業病みたいなものですが私も電車にのるとつい広告の写真をみてライティングなどについて考えてしまいます。

ペンキ

タカラ塗料のペンキ

今回は大浦先生が勤めておられたタカラ塗料のペンキを使っていますが、ホームセンターで買ってくるようなペンキだとツヤが出てしまったりするそうで、エイジング用に調色されたものを使うことも一つのコツだそうです。

エイジング

よくある質問ですが・・

この日もこの質問がというのがあり、それは「これであってますか?」という正解を求めるものです。ペイントのゴールは同じものを同じペンキで同じ道具を使って塗っても人それぞれ個性が出て異なるものですので、先生は「正解はありません」とよく言いますが、写真撮影も全く同じなんです。同じ場所で、同じカメラを使って、同じ被写体を撮ってもみな同じ写真には決してならないので、1+1=2のように必ずこうしてくださいということは言えません。なので、正解はないけど、自分が納得したところがゴールなんだということです。

撮影

いざ撮影

そして、完成したらいざ撮影です。この日はカメラマンの私は撮影の補助を行いました。いままで基礎の教室でやったことを忘れている方もたくさんいますので、せっかく作ったものを上手に撮影できるようにお手伝いさせていただきました。

料理写真

こんな感じ

このペイントの教室の参加条件は、フェリカスピコの「自然光で撮影する基礎教室」に参加したことがあることです。こういう道具って一つでもあるとすごく写真が際立つと思うので「これさえあれば」と思われがちなのですが、写真を撮る側に技量がないとそれを生かすことができなくなってしまいます。ですので、当教室では基礎教室でまず技術を磨いていただき、それができるようになったらステップアップとしてこの教室を受けていただけるようにしているんです。

前編終了

 

About Us

日本大学芸術学部卒業後、2003年に独立。広告、書籍、雑誌、web、などで撮影活動中。2011年に、フードフォト専門の写真教室「フェリカスピコ」を設立し、約4000人の受講者がいる。

Apple Store表参道、渋谷ヒカリエのイベント内でのレッスンも。「マツコ&有吉の怒り新党」(テレビ朝日)、「Rの法則」(NHK)などメディア出演も多数。
> 料理専門の写真教室 フェリカスピコ

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