horseman L45

VIEW CAMERA ADAPTER G -その1-

2018/06/13

カメラ

佐藤は新しい武器を手にいれた。

料理写真教室フェリカスピコの佐藤です。

そう、今日はカメラの道具について書きます。

しかもマニアックな道具です。

VIEW CAMERA ADAPTER G

VIEW CAMERA ADAPTER G

その道具とはこれ。昨年より仕事でメイン機として使っているFUJIFILM GFX50S用のアダプター「VIEW CAMERA ADAPTER G」です。

まだGFXが発売される前からこれが出るという情報はあったものの、お財布の事情があったりなんだったりでなかなか購入ができませんでした。どんな道具かというとシノゴという大きなカメラに私の持っているカメラGFX50Sをつけるためのパーツになります。カメラにカメラをつけるのだからよく意味がわからないということになるかもしれませんが、今回はそこをちょっと詳しく数回の分けて説明しますね。

hoseman

HORSEMAN L45

まずはシノゴの説明から。シノゴは「4×5」でシノゴと呼ばれています。カメラに装填するフィルムのサイズが4inch×5inch(102×127mm)と手のひらサイズほどあり。とても大きなカメラになります。もっと巨大なカメラもあり、例えば8inch×10inchのものは「エイトバイテン」で「バイテン」と呼ばれていました。このように大きなサイズのフィルムが入るカメラを総称で大判カメラとも呼び、いまでこそあまり見かけなくなりましたが、私が大学の写真学科に在籍していたころは授業でもしっかり学びましたし、アシスタント時代は実際にカメラマンもシノゴをよく使っていました。

HOSEMAN L45

HORSEMAN L45

全貌はこんな感じ。メーカーや機種など色々ありますが、私は昨年これをヤフオクで落札。HORSEMAN L45というものでして、主にスタジオ向けの大判カメラです。メーカーはHORSEMAN。つまり「馬男」。。昔はそんなこと意識したことなかったのに、よく考えると面白い名前ですね。以前、笑い飯の漫才に「鳥人」というのがありましたが、それを思い出します(鳥人、知らない人はYouTubeで検索してみてください、きっと面白いと思います)。それはさておき、カメラ自体重くてとても手持ちでは撮影できません。購入したケースが上の写真の箱ですが、ケースも入れると15kgくらい。「ミラーレス軽くていいよね!」という思想とは全く逆行した道具ということが言えるでしょう。でも、実際にこれで撮影していたころは大きなフィルムから焼かれるきめ細かな美しい写真に毎度トキメキを感じていました。

ピントグラス

ピントグラス

背面はこんな感じでグリッドが入った乳白色のガラス判がはまっています。ここにレンズを通して像が写り。ピントや構図の確認をして撮影に挑みます。 フィルムは大きいので一枚一枚、シート状になっており、真っ暗な暗室で手探りでフィルムをプラスチックのケースに入れて、撮影時はピントグラスの前と本体の間にそのケースを挟んで感光させます。

獅子舞

獅子舞ではありません。

ピントを合わせる時は外が明るいと反射して見づらいので、こんな風に布をかぶって確認します。映画とかドラマでこういうシーンをみたことありません?「魂が抜き取られる!」ってやつですね。

4×5

見える画面

はこんな感じです。ふわっと像が浮き出てくるようにピントグラスにレンズの先の像が逆さに写っています。一眼レフの場合はカメラ上部にプリズムが入っているので、ファインダーでは正像で確認できますが、大判カメラの場合は常に逆さま。これを正像で想像しながら撮影していくので、これまた経験が必要ですね。焦点確認時にはこのピントグラスにルーペを当てて拡大しながらピント合わせをはかっていきます。

レンズ

レンズシャッター

レンズはこんな具合についています。わたしはアシスタントをしていた時のカメラマンから譲っていただいたFUJIFILMの150mmがたまたまあり、以前まで教室で絞りの説明をするのに使っていたのですが、急遽このカメラを購入した時に、カメラ用にまわすことになりました。実はちょっと雑に扱ってしまい、手前の金属の部分が凹んでしまったのですが、レンズ的には問題なし。大判のレンズは、レンズ側にシャッター、シャッタースピード、絞りの機能が入っており、言ってみたらレンズがカメラみたいなものになります。写真の指の先にあるのはレリーズ。これでシャッターを押します。今日はここまでで、続きは次回にしますが、レンズボードの後ろに蛇腹があるのも意味があり、ここについもて次に言及することにしまーす。

 

 

 

 

 

About Us

日本大学芸術学部卒業後、2003年に独立。広告、書籍、雑誌、web、などで撮影活動中。2011年に、フードフォト専門の写真教室「フェリカスピコ」を設立し、約4000人の受講者がいる。

Apple Store表参道、渋谷ヒカリエのイベント内でのレッスンも。「マツコ&有吉の怒り新党」(テレビ朝日)、「Rの法則」(NHK)などメディア出演も多数。
> 料理専門の写真教室 フェリカスピコ

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